中学校三年生で習う遺伝は他の単元と比べると比較的簡単な方で覚える用語も少量ですが、1つ1つの用語が似ていたりとまぎらわしくなっていきます。なので、今回はそこ中でも遺伝の分野をまとめていきたいと思います。
Contents
遺伝
遺伝と言われたら何を思い浮かべますか。遺伝といえば身長などを思い浮かべると思います。また、この単元では、もっと詳しい内容まで入っていきます。
形質
形質とは、生物の特徴となる「形」「色」「性質」を表します。
(例)
- 二重まぶた
- 毛の色
- 皮膚の色 など
他にもたくさんあります。
遺伝
親の形質が子や孫の代に現れることを遺伝という。
遺伝子
形質を表すもとになるものを遺伝子という。(現在は染色体にあることが判明)
振り返り
有性生殖と無性生殖の簡単な違いの振り返り。
有性生殖
有性生殖は、両親から染色体を受け継ぐ遺伝子を受け継いで両親の形質まで受け継ぐ。
無性生殖
無性生殖は、親の染色体を子が複製するから親と全く同じ遺伝子を受け継ぐため、全く同じ形質の子ができる。
純系
親・子・孫と代を重ねても同じ形質になるとき、その形質を純系という。
メンデルの実験
メンデルの実験とは、オーストリアの司祭であるメンデルが修道院の庭でエンドウの交配実験を行なっていたことである。その実験の結果遺伝の規則性を見つけることに成功した。
対立形質
対立形質とは、メンデルが行なった実験結果にもでてきたことです。メンデルは当時、エンドウを用いて一方しか現れない形質に注目した。また、対立形質の中でもよく子に現れる形質とあまり現れない形質があることにきずいてそれらを優性の形質と劣性の形質と名づけた。よく子に現れる形質を優性の形質、あまり子に現れない形質を劣性の形質。あと、勘違いで多いのが優性がいいもので、劣性がよくないものと見分けること。
エンドウの対立形質の種類
- 種子の形(優性は丸、劣性はしわ)
- 種皮の色(優性は有色、劣性は無色)
- 子葉の色(優性は黄色、劣性は緑色)
- さやの形(優性はふくれ、劣性はくびれ)
- さやの色(優性は緑色、劣性はは黄色)
- 花のつき方(優性は葉の付け根、劣性は葉の先端)
- 草たけ(優性は高い、劣性は低い)
以上の対立形質がメンデルの行った実験の内容です。そして優性と劣性は必ずしも3対1の割合で起こります。
簡単なまとめ
この単元では、たくさん似たような言葉が出てきます。なので簡単にまとめます。
- 細胞ー家
- 核ー本棚
- 染色体ー本
- DNAー紙
- T・A・G・Cー文字(インク)
- ゲノムー文字情報の全て
- 遺伝子ー文字情報の一部
以上のように覚えると覚えやすくなります。